創業するなら倉敷で!KVOは倉敷市が運営する施設です。創業支援とオフィス賃貸を行っています。



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きびコンサルタント・・・卒業企業

事業内容と貴社のセールスポイントを教えてください。

不動産鑑定評価をベースとした、不動産総合コンサルタントです。勉強会や異業種交流会を通して他の士業や専門家の人たちと知り合ってきました。若い鑑定士ならではのフットワークと人脈が自慢です。

 

経営理念、社訓等とそれを定めた思いを聞かせてください。

当社の経営理念は、『不動産鑑定評価及び不動産コンサルティングを中心に、公正中立な立場で、社会のニーズに対応したサービスを提供していくこと。

そして、個人と不動産との関わりにおける問題解決、また、中古不動産市場の活性化等の社会的な問題解決に積極的に取り組み、地域社会、地域経済への貢献を果たしてゆくこと』です。

 

今後のビジョン(5年後になりたい姿)は?

県内に支店を設立、岡山で一番信頼していただける不動産鑑定事務所を目指します。

 

創業するまでの経歴、経験を聞かせてください。

1999年から個人不動産鑑定事務所で岡山県内の不動産を中心とした不動産鑑定評価を担当、2002年から一般財団法人日本不動産研究所にて不動産鑑定評価を担当、2007年から外資系大手不動産ファンドにて不動産売買、運用を担当してきました。

 

創業するきっかけは?

私たちは、2012年のきびコンサルタント開業まで、岡山だけでなく東京等の大都市、広島等の中核都市といったあらゆる地域に所在する不動産の鑑定評価に携わってきました。また、その評価対象はホテル、物流施設、ゴルフ場、商業施設、オフィスビル、賃貸マンション、公園、水族館等、多種多様であり、鑑定評価をご依頼いただく目的も証券化、現物出資、相続、売買等、様々でした。
その間不動産鑑定評価の社会的意義や重要性に気付きながら、不動産鑑定の利用者が全国的にも、まだまだ少ないということを漠然と感じていました。・・・ある時、その答えは不動産鑑定評価制度が十分に認知されていないためだということに気付きました。

 

日本では、人口減少による空家問題、相続・離婚に関連する不動産処分、長期的な地価下落、収益不動産の収益力低下、耕作放棄地等の遊休地の有効活用方法など不動産にまつわる多くの問題を抱えていますが、その相談窓口は不動産業者、弁護士・税理士等の士業専門家が中心であり、不動産鑑定士に相談することはほとんどありません。

 

不動産をとりまく問題が複雑化している現代において、不動産の真のプロフェッショナルとして、豊富な知識を背景とした不動産に関する総合相談窓口の役割を担い、地域社会に貢献したいと思ったことがきびコンサルタント設立のきっかけです。

 

創業までと創業後の苦労話、工夫話を聞かせてください。

いずれ起業したいと漠然と考えていただけで、創業資金の準備もありませんでした。当時、東京在住で岡山に戻って起業すると決めたときに、まず苦労したのが事務所探しです。倉敷の事務所は想像以上に賃料が高く、立地条件、賃料ともに満足する事務所を見つけることができない状況でした。半ばあきらめかけていた時に見つけたのがKVOです。入居審査が必要だったため、何としてでも審査を通過したいとの思いで、何度も事業計画を書き直しました。そのときの苦労があったからこそ、事業を軌道に乗せることができたのだと思います。

 

事業の今の様子は?

おかげ様で人脈が増え、それに伴って仕事の依頼も増えました。さらに売上を伸ばすためには新規ビジネスを早く軌道に乗せる必要があるのですが、目の前の仕事を片付けるのに時間がかかってしまい、なかなか前に進むことができていません。

 

日頃気を付けていることは何ですか?

  • ・説明力の高い不動産鑑定評価書を作成すること
  • ・人脈を増やすことに重点を置いて、積極的に交流会等に参加すること

の2つです。

 

今後の課題は何ですか?(経営資源、ビジネスモデルやマーケティング等)

既存の不動産鑑定の依頼だけでは、売り上げを大きく拡大することは難しいと思います。そこで、相続に関連した新規事業を軌道に乗せる必要があると考えています。

 

これから創業する人達へのメッセージをお願いします。

終身雇用が当たり前だった時代も終わり、「働き方」に対する考え方が変わってきました。また、インターネットを利用した様々なビジネスチャンスもあり、起業が以前より簡単にできるようになっていると思います。「自分らしく」生きていくためにもやりたいことがあるのであれば、起業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

KVOで事業を行うメリット、デメリットをお聞かせください。

メリットは、マネージャーが事業の方向性などアドバイスしてくれること、他の入居者と情報交換ができること、補助金など有益な情報が早く入手できること、家賃等の固定費が圧倒的に安いこと等です。

 

デメリットは、余りに居心地がよくて、卒業したくなくなること・・・でしょうか。

 

その他アピールしたいこと、伝えたいことがあれば・・・

起業して一番良かったのは、お客様の感謝の気持ちをダイレクトに受け取ることができるようになったことです。サラリーマン時代は、クライアントに直接会うことは少なく、会社から指示されたから仕方なく仕事をするという気持ちばかりで、お客様のために仕事をしているという感覚はありませんでした。しかし、起業してからは、ひとつひとつの仕事に対して、わたしたちきびコンサルタントを信用して仕事の依頼をしてきてくれていることに本当に感謝することができますし、より良いものを提供しようと創意工夫をします。自分の専門分野の仕事が本当に好きになったのは開業してからです。

 

きびコンサルタント
石井宏典さん

 

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