(株)CDLキャリアデザイン研究所・・・卒業企業
事業内容と貴社のセールスポイントを教えてください。
経営理念、社訓等とそれを定めた思いを聞かせてください。
- 企業使命(Mission)
- 「一人ひとりにとって望ましいキャリア形成を支援する」こと、おおげさかもしれませんが、そのことで人類や社会の進歩・発展に貢献したいと願っています。
- 経営姿勢(Policy)
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- ①我々は「教育機関」として、人材教育・人材育成支援業務に全力で取り組む
- ②「人は指示・命令では動かないが、理念で動く」
- ③「減点主義」の考えから「加点主義」への意識変革
などを意識しています。
今後のビジョン(3年後になりたい姿)は?
「人材教育ならCDL!」と言われるよう、県下で売上No1(研修・セミナーの開催実績)を目指します。
創業するまでの経歴、経験を聞かせてください。
高校、大学は野球部で鳴らし(学生時代仙台六大学野球リーグ戦でベストナインに選出)、勉強も頑張りました。大学院では社会福祉学前期博士課程修了後、大学の事務局で就職支援等に携わる業務につきましたが、以前から興味があったディズニーの人材教育を学ぶため一大決心!39才でオリエンタルランドのスタッフに転職し、現場で様々なノウハウを学びました。
平成22年に株式会社CDLキャリアデザイン研究所を立ち上げ現在に至ります。創業に備えて、キャリアコンサルタントやカウンセラーなどの資格を取得していたことが、大きな財産になっています。
創業するきっかけは?
「自分にしかできない『キャリア教育』を伝えたい、そのことで若者一人ひとりに、望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせたい。」との思いからです。
自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てなければ、将来を背負う若者の雇用体制を維持することは難しい・・・それを防ぐためにも、自らが「CDAのプロフェッショナルになること」を目標と位置づけ、独立を決意しました。
創業までと創業後の苦労話、工夫話を聞かせてください。
私は、独立する前に商工会議所等に相談することも、創業塾に参加することもしていませんでした。また周りに創業する人もいなかったので、体験談を聞くこともありませんでした。
もし、その時誰かに相談し、アドバイスをもらっていれば、色んな支援制度をもっと有効に活用できたのに・・・
事業の今の様子は?
研修会では、「組織の中で自律的に考動変容できる人材育成」を目的としています。ディズニーはなぜ人々の心をつかむのか? 誰もが聴きたい内容です。この課題を解決していくと非常に奥深い仕組みに気づきます。研修会ではテクニックや方法論を学ぶのではなく、参加者の皆さん自らが問題と課題を見つけ出し、解決へ向けて「気付く」「論理的に考える」ことを基本に、「考動できる人材育成方法」を伝えます。
主な実績・活動状況ですが、これまで全国100ヶ所以上の事業所等で研修・セミナー講師を務めてきました。県内外の大手から中小企業、岡山大学など地元の教育機関だけでなく東京や近畿地区の大学、医療機関、社会福祉法人、商工会議所などで、キャリア教育をテーマにたくさんの学生、経営者や従業員の方と学んできました。
日頃気を付けていることは何ですか?
顧客である企業や受講者の現状と課題を常にリサーチし、その課題をどうやって、解決していくか、どんな研修メニューがふさわしいか・・・を24時間考えています。例えば、効果的なOJTをするにはどうしたらよいか、コミュニケーションやリーダーシップといったことをどのように理解、表現してもるか・・・などです。
今後の課題は何ですか?(経営資源、ビジネスモデルやマーケティング等)
一人で立ち上げた会社なので、社長業、講師業、営業部長、経理部長・・・全部をこなすのが大変です。自分の強みはこれまで大学や企業で培ってきた実践とディズニー人材教育のノウハウなので、それを地方の中小企業の方にも広くお伝えしていきたいと思います。そのためには、効果的な情報発信に力をいれ、研修内容も他の講師の方等とコラボしてより多彩なメニューを提供していきたいと思っています。
これから創業する人達へのメッセージをお願いします。
創業する前は、色々事前準備をしますが、残念ながら設立1年以内に50%の方が、5年以内だと85%の方が倒産・廃業に追い込まれています。更に数百万円から数千万円以上の損失を抱えるケースも出ています。そうならないためには、「間違えた経営」にならないよう創業塾等への参加や、しっかりとした準備、勉強が不可欠となります。たくさん学び、沢山の人と出会ってください。
KVOで事業を行うメリット、デメリットをお聞かせください。
まず一人で仕事をしていないので、心に余裕が持てます。毎月のミューティングで他社の方々からフィードバックをいただくことにより、早い段階で軌道修正に気づきます。この場所はメリットしかありませんね。
その他アピールしたいこと、伝えたいことがあれば・・・
同業者の方の入居を強く求めます。ぜひ一緒にキャリア開発、人材教育、人材育成支援事業に取り組みましょう。
斉藤 尚志さん
その他の応援メッセージ
KVOに関係する方々にインキュベーションマネージャーがインタビューしました。
その他の方々からの応援メッセージはこちらからご覧頂けます。