イノベーション・スタジオ・オカヤマ・・・卒業企業
事業内容と貴社のセールスポイントを教えてください。
「想いを視覚言語に翻訳すること=デザイン」
当社は視覚言語翻訳により見えない価値を見える化する能力に長けたデザイン事務所です。
2014年、オカヤマアワード「建築・インテリア・プロダクト部門賞」受賞しました。
住宅・店舗の設計デザイン、プロダクトデザイン、CI(コーポレートアイデンティティ)・VI(ビジュアルアイデンティティ)などブランディングのためのグラフィックデザインを行っています。
経営理念、社訓等とそれを定めた思いを聞かせてください。
- デザインによる3つの価値創造を意識しています。
- 「Life Performances」生活パフォーマンスの価値創造
- 「Cultural & Environmental Performances」文化・環境パフォーマンスの価値創造
- 「CSocial Performances」経済・社会パフォーマンスの価値創造
この3つは、これまでもずっと思ってきたこと、そして、これからも思い続けること。
どれだけゴールを遠くに飛ばしてスタートを切るか?
デザインによる3価値創造は、価値創造の深度を上げるためのイノベーション備忘録です。
今後のビジョン(3年後になりたい姿)は?
建築、プロダクト、グラフィックを部署化もしくは個別の会社として運営し、世界が注目するデザイン会社として、地域活性化に取り組んでいます。
創業するまでの経歴、経験を聞かせてください。
大学3年時、必須単位をほぼ取り終えたと同時にフルタイムにて建築家の元修行を開始。設計事務所2社にてトータル3年間修行。おもに住宅設計、集合住宅、学校建築等に携わりました。
26歳の時、渡英。ディプロマ(大学院課程)にて建築の視野を拡大し、ロンドンの建築事務所にて修行再開、2年後にデザインパートナー兼アソシエイトディレクターに就任。リノベーション、邸宅、学校、美術館等に携わり、計4年間の時を費やしました。
その後、パリの設計事務所のディレクター候補として渡仏。2年の間にモニュメントデザインや5つ星ホテルのインテリアデザイン、高級ブランドのミラノコレクション展覧会場デザイン等に携わり、帰国。
帰国後は、建築業界の若手育成のため大学、専門学校にて5年間、建築デザイン教育に従事しながら、総社、倉敷にてイベント企画・運営や東日本大震災の震災孤児支援活動に携わってきました。
創業するきっかけは?
起業は、建築を志した中学2年生のときから夢。
最大のきっかけは、タイのある実業家が「あなたがやれば成功する」と言った瞬間。
これまで、地域の特性や歴史を尊重する地域文化、地域産業に根付いた建築の在り方について考察してきたことを社会に役立たせたいと思い続けてきたこと、海外でインテリア・プロダクトデザインをはじめとし、住宅、邸宅オフィス、学校美術館等、多種多様な建築設計に携わってきた特殊な経験を活かしたいと思ったこと、さらに、幅広い提案が行えるブランディング力と独自のデザインテクニックにより、次世代の新たなニーズを開拓したいと思ったこと。それらが、いろんな出会いやタイミングとも重なり、強くリンクし始めた瞬間を感じたことが創業のきっかけになりました。
創業までと創業後の苦労話、工夫話を聞かせてください。
基本的に苦労は挑戦と感じているので、苦労よりも挑戦できるステージがあることに喜びと楽しみを感じてきましたし、今も感じています。ただ、そのために家族に迷惑をかけていることは間違いありません。そのことについては心を痛めることは多々あります。
事業の今の様子は?
常に新しいクライアントから依頼を受け続けることはそう簡単なことではないと日々痛感していますが、良き出会いと共に様々な方に支えられ、各ステージで充実した提案を行うチャンスをものにできているように思います。
この1年半の間で店舗7件、ロゴデザインや名刺等グラフィックデザインでも30件以上実現させることができました。
日頃気を付けていることは何ですか?
『デザインは想いを視覚言語化する翻訳である。』
そのため、デザイン依頼者の想い、また、言葉にできない深く秘めた思いをも感じ取るためにも、表裏なく依頼者に向き合うこと。
今後の課題は何ですか?(経営資源、ビジネスモデルやマーケティング等)
住宅案件の受注を伸ばすこと。
倉敷、岡山の技術力を生かし、オリジナル商品(プロダクトデザイン)の実現を図ること。その2点です。
これから創業する人達へのメッセージをお願いします。
「あなたが」やれば成功する!
(私が頂いたバトンをあなたに繋げます。)
KVOで事業を行うメリット、デメリットをお聞かせください。
経営全般や事業計画について相談できるインキュベーションマネージャーの存在。定期的な報告会により、事業を客観視する機会を強制的に持つことができる点。KVO内の異業種の方々との交流により専門分外の情報が得られる点です。
その他は内緒・・・
その他アピールしたいこと、伝えたいことがあれば・・・
イノベーション・スタジオ・オカヤマは、常に新たな社会を築くチャレンジャー、そして世の中を先行くイノベイターをサポートいたします。
毛利 真也さん
その他の応援メッセージ
KVOに関係する方々にインキュベーションマネージャーがインタビューしました。
その他の方々からの応援メッセージはこちらからご覧頂けます。